ガスで節電


北海道では、冬期間に7%超の節電が目標数値として設定されました。
調理のちょっとしたひと手間をガスに変えるだけで、簡単に節電ができます。
ガスを使った節電。みなさんで取り組みましょう!

節電とは?

ガスで節電はじめましょう!
「節電」には、消費電力(W)を小さくする節電と消費電力量(Wh)を小さくする節電の2種類があります。
今、私たちが求められている節電は、電力の最大需要を抑えるための、「消費電力(W)を小さくする節電」です。

▼電気の使われ方イメージ


《節電1》
W(最大電力)を小さくする節電
「電力不足に効果的な節電」


電気を使うときの瞬時電力をW(ワット)で表します。家の中の電気機器をみんなが同時に使ってしまうと、最大電力が跳ね上がり発電所の供給電力が足りなくなります。



《節電2》
Wh(電力量)を少なくする節電
「省エネルギー、CO2削減に効果的な節電」


電気が時間内に仕事をする電力量をWh(ワットアワー)で表します。消費する電力[W]が大きい電気機器を長時間使用すれば、電力量[Wh]も増えてしまいます。電気の毎月の検針票に記載されているのは、この[Wh]です。


▼生活で使用する電気をガスに!

家電製品を使わずにガス器具を使えば、手軽に節電ができます。
ガス器具を活用した節電をはじめましょう。

《節電1》

W(最大電力)を小さくする節電効果は?


【オーブントースターでパンを焼く】→【トーストをグリル利用に切り替える】

トースターでパンを焼くと約1,000Wの電力を消費します。パンをグリルで焼けば、省電力なうえに短時間で美味しく焼きあがります。

【電気炊飯器でご飯を炊く】→【コンロでの炊飯に切り替える】

電子炊飯ジャーでごはんを炊くと1,300Wの電力を消費します。しかも保温せずにその都度炊けば、いつでも美味しいご飯を味わえます。

【電子レンジで料理を温める】→【温めをコンロ利用に切り替える】

電子レンジで温めると約1,400Wの電力を消費します。揚げ物の温め直しはグリルで1分弱加熱するだけ。外側の水分が蒸発して表面はサクッ、中はジューシーに仕上がります。

【電気ポットでお湯を沸かす】→【湯沸かしをガスコンロに切り替える】

電気ポットでお湯を沸かすと約800Wの電力を消費します。さらに保温時の消費電力も考えると、お湯は必要な時に必要な量だけガスコンロで沸かすのが省エネです。

【ハロゲンヒーターで暖房】→【赤外線ガスストーブに切り替える】

ハロゲンヒーターでお部屋を暖めると、約1,200Wの電力を消費します。開放式ガスストーブなら、電気を使わないので省エネで停電時でも安心です。



《節電2》

Wh(電力量)を少なくする節電効果は?


【オーブントースターでパンを焼く】→【トーストをグリル利用に切り替える】

魚だけでなく、トースト、ピザ、焼き野菜なども手早くこんがり仕上げます。年間約20kWhの電気使用量を抑えることができます。

【電気炊飯器でご飯を炊く】→【コンロでの炊飯に切り替える】

ふっくら美味しい直火炊きのごはんを約30分で自動で炊きあげます。年間約230kWhの電気使用量を抑えることができます。

【電子レンジで料理を温める】→【温めをコンロ利用に切り替える】

焼き鶏やフライ、天ぷらなどのグリルあたため機能を使えば余分な油をおとしてヘルシーに温まります。年間約55kWhの電気使用量を抑えることができます。

【電気ポットでお湯を沸かす】→【湯沸かしをガスコンロに切り替える】

お湯の沸騰を検知して、沸いた後は自動的に消火します。年間約350kWhの電気使用量を抑えることができます。

【電子オーブンレンジでオーブン料理を焼く】→【グリルでの調理に切り替える】

アウトドアでおなじみのダッチオーブン料理もボタンひとつ。年間約15kWhの電気使用量を抑えることができます。



●ガスコンロ節電効果
・電気ポット(湯沸しのみ) 約350kWh/年:1日1回3リットル沸かし、10時間保温した場合(日本ガス協会調べ)
・電気炊飯器 約230kWh/年:1日1回炊飯し、電気炊飯器で12時間保温した場合(日本ガス協会調べ)
・電気オーブンレンジ(電子レンジ)約55kWh/年、(オーブン)約15kWh/年:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ2010年度版より
・オーブントースター約20kWh/年:1日1回、食パン2枚を焼いた場合(日本ガス協会調べ)